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最近寒いから布団から出たくないんだぜ！


「無限の手札も非常食にしちゃったけど、手札は４枚。僕はこのままターンエンド」
「俺のターン」
カードを引く。
しかし、起死回生のカードはこない。
（ここは…）
「魔法カード、異次元からの埋葬を発動。異次元よりサイバーダークキール、強化支援メカヘビーウェポン、
　アーマードサイバーンを埋葬」
ゲームから除外されたカードを３枚まで墓地に送る。
「サイバードラゴンを守備表示にし、モンスターとカードをセットしてターンエンド」
「僕のターン。ドローしたのは成金ゴブリン。
　エクゾディオスでミストボディを装備したサイバードラゴンに攻撃。
　これであとエクゾディア本体だけ。
　…リバースカードを１枚セットしてターンエンド」
「その前に、リバースカード発動！パワーバランス！」
「…自分の手札が０の時に発動、相手の手札を半分捨てさせ、その分ドローする罠…」
「お前の手札は４枚。２枚捨てな」
「…ん、どうぞ」
「…俺のターン…」
手札を並べたはいいが、はっきりいってかーなーり不利だ。
現在エクゾディオスの攻撃力は４０００。
次のターンで間違いなくやられる。
「…ドロー！」
しかしここで引かなければ面白くない。
（…サイバーヴァリー…！）
残りの手札は…
・ゲットライド！
・Ｄ・Ｄ・Ｒ
（…やるっきゃねぇだろ…？）
「俺はサイバーヴァリーを召喚、さらに反転召喚・サイバーヴァリー！効果発動！
　サイバーヴァリーともう１体の表側表示モンスターを除外し、デッキからカードを２枚ドロー！」
引いたカードは…
（融合とパワーボンド…
　Ｄ・Ｄ・Ｒで手札を１枚捨ててサイバージラフを召喚すれば、パワーボンドのデメリットは…
　…だが、捨ててたまるかよ！）
「パワーボンド発動！３体のサイバードラゴンを融合！」
自分の信じる究極の融合カードと言ったのは誰だったか。
「サイバーエンドドラゴン召喚！パワーボンドの効果で攻撃力８０００！」
機械族モンスターの融合に使用可能・融合したモンスターの攻撃力を２倍にする。
「エターナルエヴォリューションバースト！」
だが、強力なカードにはデメリットもある。
「リバースカードを１枚セットし、パワーボンドの効果で４０００ダメージを受けてターンエンド！」
召喚したモンスターのもともとの攻撃力分、ダメージを受ける。
残りライフは１７５０。
「僕のターン。ドローしたのは強欲な瓶」
サイバージラフを召喚しなかったのは、ライフダメージを受けないとわかっていたから。
次の１手に備えて、温存しておくべきだと判断したが、１手どころではなかった。
「おろかな埋葬を発動。墓地にヴォルカニックバレットを送る。
　そしてヴォルカニックバレットの効果発動。５００ライフを払い、同名カードをデッキから手札に。
　手札断殺を発動。互いに手札２枚を墓地に送り、２枚ドロー。ドローしたのはダークバースト、ホーリーライフバリアー。
　再びヴォルカニックバレットの効果発動。そしてリバースカードオープン、補充要員。
　墓地の封印されしものの右腕、左腕、右足を手札に。さらにダークバースト発動。
　墓地の闇属性モンスター１体を手札に加える。もちろん封印されしものの左足。
　カードを１枚セットしターンエンド。…これでウィルスの効果は消えた」
「━━━………夢じゃないのか…」
即座に墓地のエクゾディアパーツ全てを手札に戻すという荒業をやってのけた。
そのあまりに鮮やか過ぎるプレイイングにあっけにとられる。
あの状況でエクゾディオスを守るカードではなく、エクゾディアパーツをそろえるカードを伏せていたよということは。
（…こいつめ…！）
エクゾディオスなど、パーツを墓地に落とすサーチカード。
はじめから、手札にエクゾディアをそろえるつもりだったのだ。